お知らせ
産官学民で「小水力発電&社会課題」に挑戦する共創プロジェクト 「広島CSVラボ」を発足し、共同での開発・実践に取り組みます
広島県、株式会社明電舎(以下、明電舎)、イームル工業株式会社(以下、イームル工業)をはじめとした広島県で活動する企業や自治体、機関等団体は、慶應義塾大学SFC研究所「社会イノベーション・ラボ(代表: 慶應義塾大学総合政策学部教授・玉村雅敏)」(以下、SFC研究所)による監修・助言指導のもとで、水力発電を起点とした価値共創・社会イノベーションの創出等を行う「広島CSV*ラボ」(ラボ長:イームル工業 代表取締役社長・山口 克昌)を発足し、2024年4月より活動を開始します。
(* CSV=Creating Shared Value(共有価値の創造))
その発足に向けて、中核となる4者(広島県・SFC研究所・明電舎・イームル工業)は、これまでの共同での検討・研究の成果を活かして、より具体的な展開を進めるために、3月25日にイームル工業(東広島市)にて、広島県知事・湯﨑英彦、慶應義塾大学教授・玉村雅敏、明電舎・代表取締役 執行役員会長 三井田健、イームル工業・代表取締役社長 山口克昌が立ち合いのもと、「広島県における再生可能エネルギーを起点とした未来共創に関する研究開発の連携協力協定」を締結いたしました。
1.連携協力協定の締結について
(1)締結日:2024年3月25日
(2)目的:SFC研究所に設置する社会イノベーション・ラボと、広島県・明電舎・イームル工業の緊密な連携のもと、相互に協力し、広島県における未来共創に関する研究開発をすることにより、 活力ある地域社会の形成と、未来社会を先導する人材育成、実学の促進等に寄与することを目的とする。
(3)連携協力事項
1:広島県における地方創生、再生可能エネルギーを起点とした価値共創、社会イノベーション等に関する研究開発に関すること
2:広島県における地方創生、再生可能エネルギーを起点とした価値共創、社会イノベーション等を担う人材育成に関すること
3:4者の知的、人的及び物的資源の活用に関すること
4:その他、目的を達成するために必要な事項
連携協定締結時の様子
(左からイームル工業 山口社長、明電舎 三井田会長、広島県 湯﨑知事、慶應義塾大学 玉村教授、 広島県 玉井副知事)
2.「広島CSVラボ」について
広島県の中山間地域においては、人口減少社会に伴う地域経済の減衰、自然災害の激甚化・頻発化、生活インフラの老朽化、高齢者のフレイル問題(加齢による心身の衰え)など多くの課題に直面しています。
本ラボでは、地域に眠る資源である小水力発電を利活用しつつ、エネルギーの持続的な供給・活用を行うことから生まれる、地域と多様な主体との「つながり」を活かした社会課題解決に取り組むことで、関係主体が「All-Win」となり、活力ある地域づくりにつながる社会システムの開発・実践に挑みます。
将来的には、その成果が同様の課題を抱える他地域にも水平展開されることで、広島県そして日本全国の中山間地域の活性化に繋がることに加えて、広島にて研究開発をした、広島発での仕組みとして、グローバルに進展する気候変動問題に対する取り組みの一助となることを目指します。
具体的なプロジェクトの第一弾として、広島県庄原市ならびに廿日市市の水力開発地点を対象に、水力を活用して生み出される電力エネルギーを地元で活用しつつ、地域の諸課題を解決する施策を産学官民の連携により検討・模索・実行し、成果の早期実現を図ってまいります。
【広島CSVラボ 参画メンバー(五十音順)】(2024年3月25日現在)
イームル工業株式会社、慶應義塾大学 SFC研究所、JAひろしま、庄原市、中国電力株式会社、廿日市市、株式会社ひろぎんホールディングス、広島県、株式会社フジタ、株式会社明電舎
【本件および取材に関するお問合せ先】
・広島県 環境県民局 環境政策課
電話 082-513-2912
E-mail:kankansei@pref.hiroshima.lg.jp
・学校法人慶應義塾 慶應義塾大学SFC研究所 社会イノベーション・ラボ
電話 03-4590-0444
Email:si-lab@sfc.keio.ac.jp
・株式会社明電舎 コーポレートコミュニケーション推進部 広報・IR課
電話 03-6420-8100
E-mail:kouhou@mb.meidensha.co.jp
・イームル工業株式会社 企画総務グループ
電話 082-429-2100
E-mail:lab1166@eaml.co.jp
産官学民で「小水力発電&社会課題」に挑戦する共創プロジェクト「広島CSVラボ」を発足し、共同での開発・実践に取り組みます